SNSと武道と護身

現代はどんどんデジタル化になりました。色々なSNSで豊富な情報はすぐ手に入る。いい情報も悪い情報、正しい情報も誤った情報がたくさんあります。情報はありすぎて、分野によって何が本当か、何が嘘か、は判断しにくくなっているでしょう。「いいね」の高評価を得るために見た目はどんどん素晴らしくなり、言い張る内容もどんどん事実からなれる傾向は見える。

右の図は単純な戦い方の考え方となります。このような考え方は海外に当たり前のようになっている。TMAはTraditional Martial Artsの略です。直訳して「伝統的な戦争の芸術」になりますが簡単に言うと「武道」です。日本の武道だけではなく、世界の武道・術を含みます。MMAはMixed Martial Artsの略です。直訳にすると「混合した戦争の芸術」そして、日本語で言うと「総合格闘技」となります。護身防衛は英語でSelf-defenseとよく聞きますが、近年はSelf-protectionの方は一般的になっています。Defenseだと自分はもう攻撃されている状態で使える術のニュアンスがあります。Protectionの場合はdefenseの前の段階で使える考え方・術・武器・法律などの広い幅の制度です。


TMAはTradition(伝統)を重視します。合気道、剣道(居合道)、空手道、相撲などの武道は代表的な武道ですね。所作・作法や精神を鍛えること、技の正確さなどは稽古の中心となります。衣装は決まっているし、上下関係などもある程度守っている。昔ながらのやり方はそのまま、あまり内容は時代とともに変化ありません。


MMAは文字道理、さまざまの格闘技から有効な技を生かして、無駄なことを捨てる制度です。有効な技を試すために、選手はルールを決めて戦うことにします。ルールがなければ選手は重傷や死亡する可能性がある。テレビに放送される試合を見れば、有効な技は毎年のように変わります。今のMMAはボクシング、グレーシー柔術、ムエタイ、空手などの技を使っています。


護身防衛は伝統もないし、ルールもないし、技から、解剖学、環境意識、法律、心理学のさまざまの分野を生かして、一般の方は日常生活に自分や家族を守るための方法です。本当に奥深い制度です。


武道と格闘技と護身術は一緒と思う人は少なくありません。確かに上の図を私の生徒に見せたら、全員(有段者から初心者まで)は「えっ、同じじゃないの?」と言いました。そしてTMA、MMA、護身防衛の違いを説明したら、全員は納得しました。


武道は護身ではない。今の武道は日本の戦国時代から残っている技や行動です。合気道の技は大昔、戦場に生かしたといわれています。空手の形も沖縄の農民は侍と戦うため作ったといわれています。居合道の形は一発で人を斬るためのものです。こう考えると武道と護身は混合しやすいです。でも現代の社会はとても平和だから昔の技を使う必要性はありません。だから現代の武道は精神を磨くためや健康のためのものになりました。


総合格闘技は護身ではない。総合格闘技は二人の選手は場所、時間、ルール、賞金などを契約で決めて、戦います。医者やコーチとスタッフがいて、重症にならないように色々と工夫しています。試合前はちゃんと心の準備や体を鍛えられる時間があります。試合後、休憩や回復時間も予定しています。MMAの選手も自分の力は把握しているので、日常生活に自分の技術を使わないようにしている。この選手は怖く見えるけど、人間としていい人ばかりで、愚か者に寛大ではない。


護身は場所、時間、相手などは予想できないし、医者やスタッフもいないし、本当に一人の戦いとなります。護身の内容は怖い、痛い、嫌な状況にされないような制度だと思います。


マスメディアによると、世の中は危険だと思わせる傾向があるかもしれない。確かに夜盗、強盗、痴漢、あおり運転などの犯罪は毎日のように起きるでしょう。それで、それぞれの武道は「私たちは護身術を教えるよ!」とアピールする道場は沢山あります。上記の話しで武道は護身ではないということは納得したかな?

もし武道の指導者は護身術に役に立てるといいうなら、その道場の生徒に誤った安心感を

作る。

SNSで武道などの動画を投稿することはいいと思います。ただ武道は武道です。護身ではない。上の図は重なる部分がありますが、日常の稽古はそこに近づくことはありません。


最後に、スマホを置いて、稽古しよう!

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