合気道とは?合気道の先生が分かりやすく解説
合気道の中心にある考え方は「正勝吾勝勝早日」(まさかつ、あがつ、かつはやび)です。
これは正しい勝ち方は自分に勝つこと、出来ると早く自分らしく生き方はできます。
これは、正しい勝ち方は自分に勝つこと、それが出来ると早く自分らしい生き方ができるという意味です。
私がまだイギリスにいるとき、私の先生は「合気道は哲学者の武道だ」とよく言いました。
海外では合気道の考え方や日本の文化をあこがれている人は思うよりたくさんいます。この文化と武道は私がイギリスから日本に永住するきっかけでした。それほど素晴らしい内容だと思います。
合気道は古武道の投げ・抑え・関節技を通して体と心を鍛錬する武道です。
動く禅とよく言います。上手になると、確かにそう思います。
稽古は二人で組んで行いますが、相手を尊重するから試合・勝負がありません。「怪我しない、させない」の合言葉はよく聞きますね。その「怪我」はもちろん身体を痛めないけど、精神的にも怪我しないことも含むので、皆が楽しく気軽に参加できる武道だと思います。
合気道をやることによって、自分の体を身軽に操れるようになり、技を上達させることで自信や勇気が出ます。
日本礼儀作法の多くは武道から来ています。合気道をやって、自分のお辞儀や座った姿勢などが正確で綺麗になります。仕事で役に立つでしょう。
稽古の成果として、環境意識は高めて、世の中で行動しているとき、危険な状況に早く気づき、遠ざけるか助けるようになる。
合気道の技は昔の武士が実際に使ったといわれます。武士といえば、鎧姿と刀や槍を振り回す人を思い浮かべるでしょう?それで合気道は武器も使います。剣と杖(じょう)を使って素手の技との共通点を学ぶこともできます。
試合や勝負がないし、二人で努力して技を磨くので、合気道は第三者から見るととても美しい武道といわれます。普段の稽古は踊りのように綺麗に見えますが、クジャクのような美しさではなく、トラの美しさに近いと思います。
合気道は運動量が多いので健康な体づくりにも役に立ちます。構え、受け身、体裁きなどの動きは身体を使えますので、健康的で、ダイエット中の方にぴったりです。
